20年
今日も朝から雲ひとつ無いイイ天気。
20年前の今日も、こんな感じの空を病院の窓から眺めていたのを覚えている。
日付けが変わった3日の1時前、貴方が産まれた。予定日を2週間近く過ぎ、入院して陣痛促進剤を3日続け、計10時間の陣痛の末ようやく出会えた。
何度目かの流産の後、原因不明の不育症と診断された。ちょうど会社がゴタゴタしていたのもあり、一度心身ともに休養しようと仕事を辞めた。今となっては考えすぎだったが、いわゆる本家の嫁なので周りからの孫に対するプレッシャーもあり(自分の中で)次ダメだったら離婚も視野に入れていた。
仕事を辞め、ワンコを迎え入れて(我が家では長女)、半年後妊娠が分かった。
今回は妊娠が分かってから不育症の薬を飲み始めた。また流産してしまったらと思うと毎日が不安だった。それは安定期に入っても、何なら産まれる直前までずっと残っていた。だから産まれて自分の横に貴方がきた時、元気な姿を見て感動よりもホッとしたっけ。
すでに4kg近くあったので新生児室で他の赤ちゃんと比べて一回り大きく、授乳もお風呂も抱っこも重くて一苦労だったとか
歩き初めが遅くてベビーカー大好きでよくワンコと一緒に公園散歩したとか
2歳の時公園の砂場でひっくり返って縁のコンクリに後頭部ぶつけて2週間くらい生きた心地がしなかったとか
車が大好きで死ぬほど図鑑一緒に見たので、母の私が車の車種をだいぶ覚えたこととか(もう貴方は興味ないみたいだけどw)
弟が産まれて赤ちゃん返りしたこととか
小学校5、6年から中2位までダラダラ反抗期が続いた事とか
陸上を6年間頑張って、最後に記録を残せた事とか
ほとんど可能性が低い希望の大学に合格できた事とか
色々思い出すことはあるけれどやっぱり一番は健康で元気に生きていてくれている事に母は感謝しています。
これから先の人生も、山あり谷あり大波小波だろうけど、生きてりゃなんとかなるの精神で自分を大切に、未来に進んで欲しいと願っています。
20歳の誕生日おめでとう。